前回、純正折りたたみアンテナを取り付けて映らなかったつづき。
どうやら純正アンテナを介すると感度が悪い気がするので、ためしにブースターをつけて接続したくなったのでブースターを調達しようということになった。しかし、前回にも書いたけどブースターを買うと新品のFSUSB2を導入できる金額になる。それじゃあと、電気屋ではなく、またハードオフに行ってみることにした。そこでたまたま525円であったのがこれ。
すごい。本体にちゃんとブースターと書いてあります。メーカーのユーザーフレンドリーな姿勢がよく現れていて素晴らしいデザインです。きっとメーカーはユーザーは間抜けぞろいでパッと見でプレイステーションと間違えて買ってしまうからきちんと書いておこうと思ったに違いない。昔、テレビで見た三国志特集で赤壁の戦いの古戦場、赤壁の現在が写ったが、山にデカデカと赤文字で「赤壁」と書かれていたのを見た時と同じ感情が胸にあふれてきたよ。
というわけで、散々嫌味を書いたけど、オーム電子のあまり評判の良くないブースターTV-5576。しかしながらググるとFSUSB2で実績があるようで今回は都合が良い感じ。ただ接栓の取り付けが上向きなのが気になるところ。L字プラグやらは減退の原因になるらしいので使いたくないんだけど、まあフタしなけりゃ通常のプラグでいけるだろうと購入してみた。蓋自体はただのプラスチックでとくにシールドされてるわけでもないし、つけてもつけなくても大して変わらないとおもう。なんにしても試すだけなら500円ほどだしお買い得だったというかハードオフにはこれとビクターの20年選手っぽいすごい古いやつしかなかった。こっちは接栓にネジも切ってあったから幾分マシな気もしたし。
さて、配線だけど、こういうのは設置はアンテナ近くがいいんだよなと浅い知識をもとに壁のプラグ近くの一番上流につけてみた。この状態で前回したようにHDUSからアンテナをもぎ取り差してTVTestを起動してみたがやっぱり映らない……。あれれとボリュームつまみ(もちろん地デジだからUHFのつまみ)を見るとマックスの五時へ向いている。これは上げすぎだろうとマイナスドライバーで九時近くにしてもう一度TVtestを起動したところ何もなかったように映像が映った。
どうやらブースターが効いたらしく映るようになった、想像がつくだろうけどひとつ問題が……。やっぱりTOKYO MXが映らないのである。いままでの感じから結論すると付属アンテナで減退している感じからして、アンテナ直付け+ブースターならMXが映るかもしれない。せっかく修復したアンテナだけどワンセグみることもなさそうなんで、F型コネクタ直付けに改修する事にした。
というわけで手持ちの部品だけで構成したので上の写真のようになった。直結したのはハードオフで200円で売ってた古いアンテナ分波器の接栓を基板から外して採ってきたもの。近場にパーツ屋があれば普通に買うのが良いだろうけど、面倒だったんで現地調達した。このままじゃケースにはまらないのでリューターでアンテナが出る部分の穴を大きく開口して取り付け。ぴっちりに作ったので特に固定しなくも大丈夫そうだけどダメだったらホットボンドでも使うつもり。(追記:結局問題なし)
結局上の写真のようになった。さて、さっそくTVTestを起動すると、マツコ・デラックスが!MXが映りました。その後ブースターを微調整して八時五十分の方向にすると受信が最高になる感じになった。PT2でも1dBほど上がったので、オンボロブースターの割にはわりと使える感じ。
で、とりあえずこの構成でシステムに組み込んでみたけど、最初のPT2の録画で思わぬ事態が…。ブースターを入れているとBS側が減退するらしく、BS日テレの「歴史シリーズ」の録画で壮大なドロップが……。TVTestで確認するとたしかにかなりレベルが下がっている。まあ混合されているからあたりまえなのか。
しょうがないので、分波後なら問題ないだろうと分波器後にブースターを入れ替えて、TVTestを起動したところとくに問題なく受信することができやっとシステム構築が完了した。ドロップした歴史シリーズは再放送が毎回あるので大きな問題にならなかった。
まあこんな感じでFSUB2は導入完了したけど、4番組録りたいのが重なることは今のとこ無いのでほとんど試聴用と化してるんだけど、これなら別に無反応機じゃなくてもねえ……。
ブースターはすばらしいデザインのオームのでもいいと思うけどこのデザインは私のような豪邸に住まわっていないとなかなかデザインの統一感がえられないと思うのでみなさんには
↓こちらのような庶民向けブースターが良いかと思う。
追記:
その後、建物のアンテナ改修があって、これが終わったらブースターが無くても映るようになったのでブースターは外した。アンテナ自体の劣化だったのかねぇ…。